2012年、クリスマス前。
↑この出だし、2013年1月の台湾記と同じ。そう、台湾旅行を計画したのと同じころ、正しくは2012年12月5日、PSBのロンドンO2でのライブが決定し、チケットが発売された。ライブの日付けは6月18日。半年後だ。
正直、半年後の予定に実感はない。行けるか行けないかは全くわからない。いやもう、自分がどこにいて何をしているかすら。まあ、大きいヴェニューのコンサートは半年前でも珍しくはない。毎年イギリスのグラストンベリー・フェスはラインラップがひと組も決まっていないまま半年以上前に発売されてしかも即日完売するし、以前、ミレーヌ・ファルメールのフランスのライブで1年後ってのもあった。
「行けたら行こう、チケ代が無駄になっても。」このくらいでないと、海外ライブは行けない。
そうこうしているうち、ライブのタイトルがElectricになり、どんどん他の日付が決まり、PSBはEMIをやめKobaltに移籍、自分のレーベル「x2」を作り、(2年連続で)スタジオ・アルバムElectricが発売されることになった。
私が行きたかったパリのライブも決まり、ロンドンも行くならパリも、と、チケットを取った。ロンドン02はキャパ20,000(実際はステージ構成により16,000ほど)にくらべ、パリのヴェニューGrand Rexはキャパ2000、対照的なヴェニューで見るのは悪くない。私の心は決まった。
ブログで同行者を募り、かなり不可解なメールもいくつか来たけど、なんとか決まり、いよいよ出発当日に。
ただ、今回もロンドンのチケットは出発までに来なかった。
フランスのチケットはEチケットを家でプリントアウトできるので問題はなかったけど、いまだに“郵送”にこだわっているイギリス、半年前に買ったのに2週間になっても発送されない、しかもセキュリティの関係上か登録住所変更もできないので、私がチケットを直接受け取れる可能性はゼロ(私のような海外参戦のケースでなくても、半年のうちに引っ越す人もいると思うのに)。
実家の母に頼みこんで、「海外からの郵便物が着たら、即座にこれに入れて郵便局に持って行って欲しい。」と言って、ロンドンのホテルの住所を貼ったEMS封筒を渡した。実家が近くて良かった…。
という訳で、ロンドンのチケットは持たずに出発。
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